【パン好きさんに♪】シンガポールの主要ベーカリー2024年版まとめと個人的なオススメ
- Beppu Miyako
- 2024年11月4日
- 読了時間: 7分
更新日:1月20日
パンはお好きですか?我が家ではいつも朝食にパンを食べるため、どの国に行っても美味しそうなベーカリーが近くにないかつい探してしまいます。
シンガポールに来てから様々なベーカリーを試していますが、シンガポールのパンには多様な国の文化や気候が反映されていて、おもしろいなと感じています。
私もまだまだお店を開拓中ですが、今回はシンガポールのベーカリー2024年版のまとめと、私の個人的なおすすめのベーカリーやパンをご紹介します!

シンガポールの主要ベーカリー2024年版まとめ:色々な国のベーカリーのパンが食べられるシンガポール
シンガポールのパンは(独断で)大きく分けると、中華系、日本系、欧州系に分類でき、中華系と日本系は惣菜パンや菓子パンなどの柔らかいパンを、欧州系は食事パンなどの硬いパンを販売していることが多いです。また、湿度の高さが影響しているのか、食べ慣れていないためか、シンガポールの人々には硬いパンよりも柔らかいパンの方が人気がある印象です。
よく目にするお店と主な特徴としては、次のようなものが挙げられます。
【中華 or 他アジア系】

2000年に創業された、フードコートで有名なFood Republicが運営するベーカリーです。
シンガポールを発祥とし、2024年時点で世界14の市場に進出しており、シンガポール証券取引所にも上場しています。主力商品は、Flosssという甘めのコッペパンに乾燥した豚肉や鶏肉が削られてのったパンです。
BreadTalkによく併設されているToastBoxは、同系列のカフェで、カヤトーストやコピといったシンガポールの定番の朝食を提供しており、シンガポール人でいつも賑わっている印象があります。ショッピングモールや主要な駅の通路などでよく見かけるお店です。

2002年創業。シンガポール発祥で家族経営で発展したお店。2024年時点でシンガポール全土に18店舗あります。中華系の色が濃く、中秋節には月餅が、チャイニーズニューイヤーにはドラゴンのケーキが売られたりしています。一つの単価が2ドル未満のものが多いので安価で嬉しいのですが、あんパンの餡が月餅の餡だったりするので、その辺りは要注意です。。。

香港スタイルのベーカリーで、伝統的な焼き菓子やケーキを提供しています。店舗はi12 Katong、TripleOne Somerset、Republic Plaza、Capitol Piazza、Midview City、そして100AMにあります。同じ経営者によるSo Good Char Chan Tangという香港ダイニングレストランもあります。Flosssに似たパンもありますが、日本で見られるようなあんパンやロールパンも取り扱っています。全体的にパンは柔らかくふわふわとした印象です。
Lavender (マレーシア発)

シンガポールでは2019年に初めて店舗がオープンしました。現在、シンガポールにはJewel、ION Orchard、Bugis Junctionの3つの店舗があります。粉は日本産を使用しているようです。商品には、ミルクスティックやどら焼き、日本風のパンもありますが、欧州風のクルミパンやケーキ、プリンなどのお菓子も豊富に揃っています。こちらも全体的にふわふわしたパンが多く、小さな子どもでも食べやすいパンだと思います。
Paris Baguette (韓国発)

シンガポールには2012年に初めて進出しました。2024年の時点でシンガポールには20店舗、世界には4,000以上の店舗があるようです。商品にはモチモチパンや胡麻チーズパンなど、韓国風のパンや、普通のクロワッサンなどがあります。価格は一つ2〜3ドルですが、サイズが小さめなので私はいつも少し物足りなさを感じます。。。娘はここのチーズスティックが好きでよく食べます。

2019年にシンガポールに初めて進出しました。シンガポールでは、City Hall近くのCapitol Singaporeとパラゴンに2店舗があります。2010年のパン職人の世界選手権で優勝したベイカーが作った、バラとライチの酵母パンをはじめ、大きなサワーブレッドが有名です。ホールで28ドルほどする高級志向のパンで、シンガポールでは前述のBreadTalkとの合弁会社が運営しています。クロワッサン、レーズンパン、あんを練り込んだブレッドなど、一般的なパンも取り揃えています。
【日系】

1981年に設立されました。発祥地はシンガポールですが、現在はヤマザキが経営しています。シンガポール全体で30店舗を展開しています。日本の粉を使用しており、商品のラインナップはまるで日本のパン屋のようです。あんパン、ツナパン、ロールパンなど、日本らしいパンを1ドル程度のミニサイズで購入でき、色々な味を楽しむことができます。

2017年にシンガポールに最初の店舗を開店しました。Ichiban BoshiやKuriya Dining、Yakiniku Goを運営しているRE&Sが経営しているようです。2024年の時点でシンガポール全域に9店舗あります。人気商品は五穀七福パンのようですが、我が家では枝豆チーズパン、カスタードパン、米粉パン、チョコチップパンをよく購入します。普通に美味しいです。

2010年よりシンガポールで店舗展開。現在はシンガポール全土に4店舗あります。日本では1971年に北海道でタチハラベーカリーという名前で創業されたとのこと。主要な商品は男爵カレーパン、メロンパン、ちくわパンなど。

2017年にシンガポールで営業を開始しました。現在、ノベナ、ブキティマ、オーチャード(パラゴン:以前浅野屋ベーカリーがあった場所)の3店舗があります。主な商品はあんこバター、サンドイッチ類、食パンなどです。見た目も味も日本のクオリティでありながら、一つ約3ドルと手頃な価格です。
【欧州系】

2012年にフランス人ベイカーであるパティシエ、ゴントラン・シェリエによって創業されました。2024年時点でシンガポール全土に22店舗を展開しています。現在の経営母体はThe Spa Espritという美容関連の会社で、Common Man Coffee Roastersもこの会社が運営しています。(確かに使用されているコーヒー豆が同じです)主な商品はクロワッサンやクイニーアマンなどのデニッシュ系です。

ブキティマロード沿いのSerene Centreで2017年にオープンし、現在はカトン(Red House)とティオンバルの3カ所に店舗を展開しています。サワードウやサンドイッチ系が評判です。週末には特に多くの西洋人で賑わっている印象があります。
こうしてまとめてみると、シンガポールで今人気のパン屋さんは、日系や他のアジア系の柔らかいパンを扱っているお店が多く、意外にもハード系のパンを販売しているチェーン展開しているベーカリーは少ないのだと感じました。
個人的なオススメベーカリーとパンたち
個人的に美味しかったベーカリーとパンをご紹介します。

タングリンモールのB1に位置するお店です。ドイツで修行を積んだNick Chua氏が、シンガポールに欧州のパンを広めたいという思いから2011年に創業しました。シンガポールの外国人居住者が選ぶベストベーカリーに何度も選ばれています。私は友人に紹介されてこのお店を知ったのですが、サワードウとピスタチオのデニッシュパンが非常に美味しかったです。サワードウはもちもちしており、冷凍してトーストしたものでも小麦の旨みが残っていて、スマッシュしたアボカドを乗せて食べるととても美味でした。
もっと有名になっても良いと思うのですが、地下にあるからか、お店は少しひっそりしています。近くにお住まいの方は是非一度お試しください♪
Micro BakeryのFig&Cream Cheese Ciabatta
前述のMicro Bakeryですが、他にも有名なパンがたくさんありますが、私の一押しはこのイチジクとクリームチーズのパンです。他のパンに比べてパン生地がモチモチしており、イチジクとクリームチーズがたっぷり入っていて、価格は6ドルほどです。中身が詰まっていてずっしりとした重みがあり、食べ応えのあるパンです。Micro Bakeryに行って何を買うか迷ったときは、ぜひこのパンを試してみてください。
【まとめ】中華系、日系、欧州系と様々なパンを楽しめるシンガポールのベーカリー:好みのパンに出会えますように!
頻繁にパンを食べる習慣があると、美味しいパンを手に入れられるかどうかが毎日の生活の質に大きな影響を与えますよね。
私はハードパンが好きなのですが、シンガポールではハードパンを売っているベーカリーが少ないため、欧州から来た友人などにどこでパンを買っているか聞いて試しています。
皆さんのお気に入りのシンガポールのベーカリーはどこですか?良ければLIFE TIPS in Singaporeで紹介してみてください。きっと他のパン好きさんの役に立つと思います!
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