【3/25まで】ラマダンバザール@カンポングラム
- Miyako Beppu
- 3月5日
- 読了時間: 4分

シンガポールのラマダンの魅力の一つは、ひとつの国でさまざまなラマダンのスタイルや雰囲気を楽しめるところです。
今回は、ブギス近くのカンポングラムで開催されているラマダンバザールをご紹介します! カンポングラムには、モスクやアラブストリートなどがあり、中東の雰囲気が漂っています。以前ご紹介したゲイランセライのラマダンバザールと比べて、少し違った雰囲気を感じられると思いますよ。
まだラマダンバザールに行ったことがない方、またはカンポングラムのラマダンバザールに行ったことがない方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
カンポングラムとは?
カンポングラムは、今では中東文化を感じることができるエリアとして人気ですが、昔は英国人がシンガポールに貿易を始める前の未開の土地で、沼地や森林が広がっていました。「カンポングラム」という名前は、この地域に生えていたグラムの木(ジェラムの木)に由来しています。
19世紀初頭、スタンフォード・ラッフルズ卿がマレー系の権力者にこの土地を与えたことで、カンポングラムはマレー系イスラム教徒の居住地となり、商業の中心地へと発展しました。アラブ・ストリートやハジ・レーンは賑やかな市場通りとなり、織物や香辛料の取引が行われるようになりました。
現在では、シンガポールの多様な歴史や文化を感じられる観光スポットとして、多くの人々に親しまれています。
カンポングラムのラマダンバザール

今年で5回目を迎えるカンポングラムのラマダンバザール。昨年はなんと110万人もの人が訪れた、大イベントです。今年のバザールには80以上のお店が並びます。
モスクから流れる礼拝時間の呼びかけ(アザーン)の音を聞きながら、一日の断食を終えた人々で賑わう独特の雰囲気をぜひ体験してみてくださいね♪
開催期間:2025年2月19日(水)~3月25日(火)
営業時間:午後2時~11時(月~木)、午後2時~11時半(金~日)
場所:Baghdad Street、Kandahar Street、Muscat Street(最寄り駅:MRTブギス駅から徒歩12分)
多くのお店は午後3時ごろからオープンします。午後7時ごろの日没に近づくと混雑するので、ベビーカーで歩きやすい時間帯は、午後4時前後に訪れるのがおすすめです。
おすすめグルメとスポット
チーズドックやカラフルな飲み物など、写真映えする食べ物を売っている屋台が多いですが、せっかくのカンポングラムのバザールなので、おすすめは中東料理です。ここでは実際に試してみて美味しかったものをご紹介します!
バクラヴァ(Baklava)

中東やトルコ、ギリシャでよく食べられる甘いデザートです。薄い生地にナッツ(ピスタチオなど)を挟み、バターで焼いた後、シロップやハチミツをかけて仕上げます。
1つ3ドル前後で売られており、お店によって形が異なりますが、全て「バクラヴァ」と呼ぶそうです。しっかりとした甘さで食べ応えがありますが、ナッツが多いため、重たい感じはしませんでした。
チーズピデ(Cheese Pide)

トルコの伝統的な料理で、ピザのような形をした薄いパン生地にチーズをのせて焼いたものです。白チーズやフェタチーズがよく使われ、時には卵や他の具材も加えられます。
トルコでは朝食に食べることが多いとのこと。子どもにも人気の味で、うちの子もパクパク食べました!
ビリヤニ(Biryani)

ラマダン中の断食明けの食事(イフタール)で人気の料理です。サフランやクミン、カルダモンなどで炊いたご飯に、鶏肉や羊肉、魚などを加えます。エネルギー補給にラマダンの大切な一品として親しまれています。
バザールでは大きな容器にしっかり詰められたビリヤニが1パック9ドルで売られていました。ドライフルーツもミックスされていて、バランスの取れた味わいでした!
スルタンモスク(Sultan Mosque)


カンポングラムのバザールに行ったら、ぜひモスクにも立ち寄ってみてくださいね。無料で中まで入ることができ、お祈りしている人を見ることができます。また、日没後にはモスクで提供されるイフタールを楽しんでいる人々の姿も見ることができますよ♪
【まとめ】シンガポールならではの文化に触れてみよう!
シンガポールほど、多様な文化が融合している国はなかなかありませんよね。せっかくシンガポールに住んでいるので、その背景や、どんな風に人々が文化を日常に取り入れているかを実際に感じてみたくなりますよね。
今回はカンポングラムのラマダンバザールをご紹介しました。
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#文化にふれる
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