【7/27まで】暑い日の休憩スポットとしても使える!中央図書館と五感で楽しむイベント
- Miyako Beppu
- 7月20日
- 読了時間: 4分

毎日暑いシンガポール。子どもと一緒に行けるお出かけ先がマンネリ化しがちですよね。
「いつものショッピングモールも飽きてきたし、でも屋外は暑いし……。」 そんな時にちょっとした立ち寄りスポットとしておすすめしたいのが、ブギス近くの中央図書館(Central Public Library)と、国立図書館前で開催中の『Worlds Within』という体験型イベントです。
実は筆者も、今回行くまで中央図書館には行ったことがありませんでした。「図書館に行っても子どもが楽しんでくれるか怪しいしな~」と思っていたのですが、実際に行ってみると子どもも大人も楽しめる色々な仕掛けがあり、「何かのついでにちょっと立ち寄る場所」としては使えそう!という発見がありました。
この記事では、「中央図書館&Worlds Withinイベント」を親子で楽しんできた体験レポをお届けします。
新しくなった中央図書館。子どもも大人も楽しめる場所に
ブギス駅から徒歩数分、National Library(国立図書館)ビルの地下にある中央図書館は、2024年1月にリニューアルオープンしたばかり。
中はとてもキレイで広々していて、涼しく快適。特に用事がなくても、「今日は暑いから、どこかで涼みたいな」というときの立ち寄りにもぴったりの場所です。
子ども向け:「Children's Biodiversity Library」

子ども向けの絵本コーナーは、海の生き物をモチーフにした「Children's Biodiversity Library」。
実はここ、シンガポールの公立図書館で初めて「海洋生物多様性」をテーマにした子ども向け学習スペースとのこと。生物多様性、特に海洋生物の素晴らしさを、遊び感覚で学べる場所としてつくられました。


この新しいスペースは、国立図書館委員会(NLB)とリゾート・ワールド・セントーサ(RWS)の提携によって誕生したもの。水族館(S.E.A.アクアリウム)と図書館のコラボならではの工夫が随所に見られます。
赤ちゃん向けの感触絵本
幼児向けの英語絵本
ティーン向けのちょっと文章量が多めな絵本
など、幅広いラインナップが揃っています。まだ英語が得意でないお子さんにも、「簡単な絵本を読む練習」にもぴったり。


また、プロジェクションマッピングや、デジタルで塗り絵をしてスクリーンに映せる仕掛けもあるので、本があまり好きでないお子さんでも楽しめる工夫があります。

大人向け:「Singapore Alcove」

大人には「Singapore Alcove」がおすすめ。昔のシンガポール人の生活や余暇を紹介する展示と、関連書籍が並んでいるコーナーです。


「カンポングラムは昔からファッションの発信地だったんだ」といった豆知識も学べて、思わず足を止めてしまいました。
他にも、
ビジネス書
ファッション誌や経済誌(Harper's BAZAARやEconomistなど)
シンガポール関連の書籍
などが揃っている通常の図書館のスペースも。

話題の本も置かれていたので、「英語の本にチャレンジしてみようかな」という方にもおすすめです。
静かな作業スペースも


電源プラグ付きのデスクや、飲み物OKの作業スペースもあり、「今日はちょっと作業したい」という時にも使えます。
外国人は本を借りるのに年会費+登録料で50ドルほどかかりますが、「場所代」と考えるとかなりお得なスポットかもしれません。
『Worlds Within』って?五感で楽しむ物語体験
そして今、図書館前の広場ではNational Library Board主催のイベント「Worlds Within」が7月27日まで開催中📅こちらも無料で、予約不要。屋根付きの広場での開催なので雨でも安心です。

このイベントは、「本の世界を五感で体験するインスタレーション」です🎨
例えばこんな体験ができます
触覚:「生きた本」コーナー └ 布や素材を手で触れて、物語の世界を感じる展示。「流浪の地球」や「アディ・ラルーの見えない人生」などの名作からインスピレーションを得ています👋
嗅覚:「Scent Pod」 └ 本にちなんだ香りを体験(『ナイトサーカス』や『パフューム』など)🌸
視覚:抽象映像と本の引用のコラボ └ 『あん』(ドリアン助川)など、日本人にもなじみ深い本も登場📺
聴覚:作家本人の朗読も └ シンガポール文学の読み聞かせ音声が流れます🎧
味覚:絵や香りで思い出の味を思い出す └ 『鴨川グルメ探偵団』(柏井壽)や『Hマートで泣く』など「食」にまつわる文学とコラボ🍴
子どもも意外と楽しめる
一見すると大人向けに思える展示ですが、実際に訪れた子どもは「こっちの方が面白かった」とのこと😆図書館よりも自由に体験できるので、気軽に楽しめたようです。
“ついでに寄る”くらいがちょうどいい
買い物や食事のついでに「涼しいところで時間を潰したい」というときに、Central Library+Worlds Withinはぴったりのスポットでした。
図書館には長居せずとも、30分でも1時間でも気軽に寄れるのがいいところ。特に夏休み中で、毎日のお出かけ先に悩んでいる方には、“無料・涼しい・アクセス良し”の3拍子がそろったありがたい存在です。
Worlds Withinは7月27日(土)までの開催なので、気になった方はぜひお早めに! #体験する 関連記事:



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