【開催報告】第3回トークイベント「どう付き合う?海外子育てのことば」多言語環境で育つ子どもとの向き合い方
- Miyako Beppu
- 6月7日
- 読了時間: 3分
「あれ、日本語がうまく話せてないかも?」
「英語を伸ばしてあげたいから、家でも英語で話しかけたほうがいいのかな…?」
海外で子育てをしていると、子どもの“ことばの発達”について悩んだり、不安を感じたりすることってありますよね🌀
実はLIFE TIPSが以前行った読者アンケートでも、「子どもの言語教育」は最も関心の高いテーマとして挙がりました。私自身も、海外での育児を通して、わが子の“ことば”について何度も悩み、戸惑ってきました。
そこで6月3日(火)開催の第三回LIFE TIPSトークイベントでは、多言語環境で育つ子どもとの向き合い方をテーマとした「どう付き合う?海外子育てのことば」を開催🎤✨
ゲストには、フランスで日本語教育や親子コーチングに取り組む鈴木まゆさんをお迎えしました!
私自身、鈴木さんからたくさんの学びをいただいてきたひとり。同じようにことばについて悩む親御さんたちと話を重ねる中で、今では以前よりも落ち着いて、わが子の“ことば”と向き合えるようになってきたと感じています。
この記事では、イベント当日の様子や学びのハイライトをご紹介します📚🌱

📅 セミナー開催概要
タイトル:どう付き合う?海外子育てのことば
日時:6月3日(火)15:00〜16:00(シンガポール時間)
形式:Zoom(オンライン開催)
ゲスト:鈴木まゆさん(親子日本語コーチ)
💡子どもの「ことば」はタンクのように蓄積されていく
セミナーの中で特に印象的だったのが、「ことばのタンク」という考え方🛢️
かつては、「まず母語をしっかり確立させないと、他の言語は身につかない」という考え方が一般的でした。でも現在は、タンクに水が溜まっていくように、子どもは複数の言語からの思考を蓄積し、言語を育てていけるという見方が広がっているとのこと😊
🗣️ インプットとアウトプット、それぞれに必要なこと
子どものことばの「インプット」と「アウトプット」へのそれぞれのアプローチを理解しておくと、親としての子どもへの関わりも考えやすくなります。
🎧 インプット
複数の言語で理解を広げていくことができるので、インプットは必ずしも母語でなくてもOK👌
でも、子どもはことばを通じて、思考を深め、心を育んでいる時期。
そのため、特に小さい間は、親が子どもの思考や心の成長もサポートできる言語=親の母語で関わることが大切となってきます💬💕
🗨️ アウトプット
タンクには異なる言語の蛇口がついていて、そこからタンクに溜めた思考の水をそれぞれの言語に変換して出しているイメージ。
インプットした言語とアウトプットする言語が異なる場合があるので、アウトプットがしやすい、またはしづらい言語が出てくる。
そのため、特定の言語でのアウトプットが必要な場合は練習が必要。
子どもは、ことばだけでなく、それを通じて人との関係や状況理解、そして「心」も育てている。親がことばを介して子どもと向き合うこと――それこそが子どもにとって大切な成長材料になるのだと、改めて実感しました🌸
💬 参加者の声
参加者の皆さんからは、こんな感想も届きました📣
「“ことばが思考や心を育むツール”だという点に目からウロコでした!」
「ことばだけじゃなく、子どもとの関わり方全体を見直すきっかけになりました」
🎥 アーカイブ動画も公開中!
当日の講義部分は、LIFE TIPSのYouTubeチャンネルで公開中です!参加できなかった方も、復習したい方も、ぜひご覧ください👇※質疑応答部分は含まれていません。
関連記事:
コメント