【お仕事】シンガポール駐在の帯同中に働きたい!と思ったときにできること
- Beppu Miyako
- 2024年10月11日
- 読了時間: 4分
更新日:1月20日
仕事を辞めて配偶者と共にシンガポールに来た際、何らかの形で働きたいと考えたことはありませんか?
シンガポールは自国民の雇用を優先する国なので、外国人として、特に帯同者としてどのような働き方が可能かを理解してから仕事を探すと、効率的かもしれません。
今回は、私の個人的な経験も交えながら、シンガポールで帯同者が働く際の主な3つの働き方をご紹介します。
シンガポールで帯同者が働く際の主な働き方
①シンガポールの企業から就労ビザを取得して働く

一つ目の方法は、シンガポールにある企業から就労ビザ(EP: Employment Pass またはS-Pass: Skill Pass)を発行してもらう働き方です。この方法では、日本での就職活動と同様に、リクルートサイトに登録してリクルーターから求人を紹介してもらったり、Linkedinなどを利用して自分で求人を探して応募するのが一般的です。
この働き方の利点としては、実際にシンガポールのオフィスで働くため、
シンガポールで働いた経験が得られる
日本人以外の国籍の人々と働いたり、シンガポールのビジネス慣習に基づいて仕事をすることで、自分の経験が広がる
給与が安定している
といったことが挙げられます。
一方でデメリットとしては、シンガポールでは外国人に発行できる就労ビザの数が企業ごとに制限されている、あるいは枠自体を持っていない企業があるため、
外国人でもPR(永住権)を持つ人を優先して採用する傾向がある
希望する職種や業界での求人が少ない
競争が激しい
英語力が求められる案件が多い
パートタイムでも外国人用のビザを一枠使用するため、企業はフルタイムの人材を募集することが多い
ことが挙げられます。
②日本にある会社にシンガポールからリモートで働く

2024年末時点のMinistry of Manpowerの情報によると、シンガポールで就労ビザがなくても、シンガポールに子会社がなく、シンガポールに住む人向けのサービスでない場合は働くことが可能なようです。
そのため、日本の会社に対してシンガポールからリモートで働く場合、就労ビザを取得せずに帯同ビザ(Dependant Visa:DP)のままで仕事をすることができます。
この場合のメリットとしては、
英語力が問われないことが多い
求人数が多いため、自分が希望する職種や業界での就職も可能
オンラインで働くのでオフィスに通うより柔軟な働き方ができる
などが挙げられます。
一方でデメリットとしては、
給料が高くないことが多い(出来高や時給など)
日本の会社で働いているのと同じなのでシンガポール特有の経験は得にくい
などが考えられます。
参考までに私が問い合わせたことのある、海外在住者にも仕事を紹介しているリモートワーク紹介企業をいくつか掲載します。
HELP YOU
登録するとスキルチェックと面談が実施されます。紹介される業務の幅が広いため、自分の経験を活かせる仕事に出会いやすいと思います。しかし、大人数のチームの一員として仕事を請け負うことになり、業務範囲は狭く定型的であるため、サポーターとして働きたい方に向いているかもしれません。
Waris
"ハイキャリア女性のためのエージェントサービス"を掲げる会社ですが、"リーダーやマネジャーという肩書がなくても、一担当者としてプロジェクトを責任を持って推進した経験"のある方も登録可能とのことでした。
③個人事業主として働く

これは主に自分の商品やサービスを持っているDP保持者が個人事業主として自身にLOC (Letter of Consent)を発行して働くという働き方で、日本でも個人事業主やフリーランス、起業をしていた方にぴったりな働き方です。
この働き方のメリットとしては、
就労ビザを取らなくても働くことができる
自分の商品やサービスをシンガポールでも提供できる(キャリアの継続)
個人事業主のため、会社員として働くより柔軟な働き方が可能
という点が挙げられます。
デメリットとしては、
LOC取得後2年目から(一年経過後)、月額1,600SGD以上のシンガポール人もしくは永住権保持者を雇用することが必須であること(MOMのページ参照)
が挙げられます。
【まとめ】色々な選択肢を知って、限られたシンガポール駐在生活をさらに充実したものに
駐在は限られた期間なので、働き方に色々な要望が出てくると思います。その中で様々な選択肢を知っていると、自分の理想に合わせた働き方や、今後の目指す状態への準備に充てることができると思います。
皆さんはどんな働き方がしたいですか?
皆で情報を共有しながら、限られた駐在生活をさらに充実したものにしていけるといいなと、そのためのお手伝いをLife Tips in Singaporeができると嬉しいなと思います!
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