一時帰国・長期不在前にやっておきたい家の対策|シンガポール不動産会社WIPLUSに聞く
- 7 時間前
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一時帰国や旅行などで、シンガポールの家を長期間空けるとき。
何か対策をした方が良さそうと思いつつ、実際に何をすればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、シンガポールできめ細かなサポートに定評のある日系不動産仲介会社「WIPLUS Realty Services」の代表・宮田優子さんに、家を長期間空ける前に知っておきたい注意点を伺いました。
湿気やカビ、エアコン、水回り、虫への対策から、万が一トラブルが起きたときの対応まで、実際の事例を交えてご紹介します。
実は一番注意したいのは、「水漏れ」

長期間家を空けるとき、まず心配になるのは湿気やカビではないでしょうか。
ところが、WIPLUSからのアドバイスによると、実はより注意して頂きたいのはカビ対策に加え「水漏れ」なのだそうです。
シンガポールでは、年中高温多湿な気候から、エアコンや除湿機を使う機会が多くあります。しかし、使い方によっては、それらが水漏れにつながることもあります。
特に長期間家を空ける場合は、水漏れが起きてもすぐに気づけません。帰宅すると、床一面に水が広がっていたというケースもあるそうです。
水漏れは少量であっても、長時間放置されると床や壁にシミが残ったり、時間が経過することで対象箇所にカビが発生することもあります。また、水漏れがひどい場合は木製の床やドア枠などが水を吸って膨張したりすることがあります。元の状態に戻せず、部材の交換や大がかりな修繕が必要になる可能性もあります。
そして意外にも、湿気や虫を防ぐために良かれと思って行った対策が、水漏れを引き起こしたり、被害を広げたりすることがあるそうです。
水漏れを防ぐために注意したい、3つのこと
1.エアコンをつけっぱなしにする

長期間家を空ける際のカビ対策として、「エアコンをつけっぱなしにするとよい」と思う方もいるかもしれません。ウェブサイトなどで、そのような方法を見かけることもあります。
しかし、エアコンを長期間連続して運転すると、排水管の詰まりや設備の不具合が起きる可能性があります。それによって水漏れが起きても、不在中はすぐに気づけません。
実際にWIPLUSのお客様で、留守中につけっぱなしにしていたエアコンから水が漏れ、帰宅してドアを開けると壁や床が水漏れにより損傷していたケースがあったそうです。


床や壁の木枠が水を吸って膨張したため、大がかりな修繕工事が必要になったとのことです。なお、エアコンによる水漏れを防ぐためには、長期不在時だけでなく、普段の使い方にも注意が必要です。
風量が弱い状態が続くと結露が発生し、水漏れやカビの原因となることから、エアコン会社からは、除湿モードやおやすみモード、「風量1」の設定は避けるよう案内されています。
2. 除湿機のタンクに水を残したままにする
除湿機を使用している場合は、長期不在の前には必ずタンクの水を捨て、電源を切る、もしくは水漏れが発生した際の対策をとっておきましょう。タンクの水を捨てる際は床に水がこぼれていないか都度確認することも大切です。
少量であっても、水がこぼれたことに気づかず、木製の床が一部変色し、退去時の現状回復の対象となった事例もあったとのことです。 色移りがしにくいクリアマットを敷くなど、普段のお手入れを含めて、万が一の水漏れに備えましょう。
3.排水口をテープで塞ぐ
虫対策として、排水口をテープで塞ぐ方法を見かけることもあります。
しかし、万が一室内で水漏れが起きたとき、排水口が塞がれていると水の逃げ場がなくなり、被害が広がる原因になります。
実際にWIPLUSのお客様でも、排水口をテープで塞いでいたために、水が流れる箇所がなく、水漏れの被害が拡大してしまったケースがあったそうです。

排水口の虫対策には、普段からパイプ内の汚れを除去する洗浄剤を使うなど、水の流れを妨げない方法を検討しましょう。万が一の水漏れに備え、排水口はテープでは塞がず、シリコン性のカバーやその他の商品で、水の流れを塞がないものを使用するのがおすすめです。
出発前にやっておきたいこと

では、長期間家を空けるとき、湿気やカビ、虫、水漏れを防ぐために、具体的に何をしておけばよいのでしょうか。
宮田さんのお話をもとに、出発前に確認したいポイントをまとめました。
1.室内に湿気がこもらない状態にする

各部屋のドアやクローゼット、靴箱、引き出しを開けておく
ベッドのマットレスを少し浮かせ、湿気がこもりにくくする、ベッドの下に除湿シートを敷く
木製家具は、素材や塗装の種類を確認し変色がしないかテストをしたうえで、アルコールなどで拭いておく
除湿機を使う場合は、水がたまらないタイプを選ぶ
何も対策をせずに1か月ほど家を空け、家具やベッドにカビが生えてしまったケースもあるそうです。できるだけ空気がこもらない状態にしてから出発しましょう。
2.室内とバルコニーの排水口を掃除する

洗面台や浴室の排水口を掃除する
必要に応じてパイプ用洗浄剤を使い、十分に水で流す
バルコニーの排水口に、ごみや汚れがたまっていないか確認する
虫対策のために排水口をテープで塞がない
家の中のごみをすべて捨てる
排水口の汚れや室内に残したごみは、留守中の虫や臭いの原因になります。
また、バルコニーの排水口が詰まっていると、スコールの際に水が流れず、室内へ入り込む可能性もあります。家の中だけでなく、バルコニーまで確認してから出発しましょう。
3.エアコンや電気温水器のスイッチが切れているか再確認する

エアコンをつけっぱなしにしていないか確認する
電気温水器のスイッチが切れているか確認する
バスルームだけでなく、キッチン側にも関連する電気温水器のスイッチがないか確認する
シンガポールの住宅で一般的な電気温水器は、タンク内の水を電気で温めてお湯をためておく仕組みです。通常はお湯を使う前にスイッチを入れ、使用後は切ります。つけたままにすると温水器に負担がかかり、故障や水漏れにつながる可能性がありますので必ず使用後は電源を切る必要があります。
また、エアコンもつけっぱなしにすると、室内機で発生した結露水が排水管を通って流れ続けます。排水管の詰まりや設備の不具合によって水が漏れても、不在中はすぐに気づけません。
長期間家を空ける前には、エアコンと電気温水器のスイッチがすべて切れているか、改めて確認しましょう。
2か月以上空ける場合は、定期的な確認を
2か月以上家を空ける場合は、知人や専門業者などに定期的に室内を確認してもらうことも検討しましょう。
換気だけでなく、水漏れやカビ、虫、設備の異常がないかを見てもらえれば、トラブルが起きても早めに対応できます。頼める人がいない場合は、出発前に不動産会社や不在時のメンテナスサービスへ相談しておくと安心です。
「住まいのコンシェルジュ」のように、入居後の暮らしも支えるWIPLUS

今回お話を伺ったWIPLUSは、物件の紹介や契約だけでなく、入居後のサポートにも力を入れている不動産会社です。
入居者ごとのWhatsAppグループを立ち上げ、数人のカスタマーサポートスタッフも参加。設備の故障などが起きた際には、送られてきた写真を確認しながら、自分でできる応急処置を含め、適切な対応方法を案内します。複数人で情報を共有することで、担当者が不在の場合も対応が止まりにくい体制を整えています。
エアコンのメンテナンス時期などを知らせるリマインドのほか、希望に応じて室内の換気や定期メンテナンスへの立ち会いを行うことも。トラブルが起きてから対応するだけでなく、入居時から設備の使い方や注意点を伝え、問題を未然に防ぐことも大切にしています。
おわりに
海外旅行や一時帰国などで、家を長期間空ける機会も多いシンガポール生活。
出発前に少し準備をしておけば、留守中の心配を減らし、旅行や一時帰国をより安心して楽しめます。
まずは自分でできる対策をしておき、心配なことがあれば、住まいについて相談できる不動産会社などに確認しておくと安心です。
今回ご紹介したポイントも、長期不在前の簡単なチェックとしてご活用くださいね。
LIFE TIPS IN SINGAPOREでは、シンガポールでの帯同生活が「ちょっとラクに、もっと楽しくなる」情報やイベントをお届けしています。今後の発信もお楽しみに!
WIPLUSについて
シンガポールをはじめ、ASEANで不動産仲介・管理や海外進出支援などを手がける不動産会社。
住宅、店舗、オフィスの物件探しや契約だけでなく、弊社のカスタマーサポートスタッフが入居後も日本語・英語・現地語によるトラブル対応方法のアドバイスや修理の手配、メンテナンスのリマインドなど、その他のご相談も海外で安心して暮らせる住環境づくりをサポートしています。
所在地:9 Battery Road # 28-01 MYP Centre Singapore 049910
お問い合わせ: contact@wiplus.com 公式サイト:https://www.wiplus.co/ja/
※記事内で使用した写真は全て記事の内容を補完するイメージです。






