海外駐在・帯同期間こそ考えたい。「これからの生き方」のこと
- Miyako Beppu
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更新日:38false34 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)
LIFE TIPSでは、「帯同生活の充実」をテーマに、
暮らしの工夫やキャリアのヒントをお届けしています。
今回は、なぜ帯同期間に“生き方を考えること”が大切なのか。
LIFE TIPSが大事にしている考え方をご紹介します!

そもそも、なぜ“生き方”を考えることがそんなに大事なのか?
「生き方を考える」って、少し“意識が高い”とか“真面目すぎる”ように聞こえるかもしれません。
正直、私もそう思っていて、これまで公の場で発信することにためらいがありました。
でも今は、これこそが 自分も周りも幸せにできる確かな方法 だと感じています。
生き方を考えるというのは、大げさなことではなく、
“自分がどんな人間で、どんな時間を過ごして生きたいのか”を具体的にすること。
たとえば、自分はどんなことに喜びを感じ、どんな状態に価値を感じるのか。
それを人に伝えられるくらい、具体的な言葉にしておくことです。
そうすることで、選択肢が多い場面でも自分が本当に好きなものを選びやすくなり、
限られた時間の中でも優先順位をつけて行動できるようになります。
結果として、自分が心から喜べる時間を増やしやすくなります。
一方で、自分の望むものがはっきりしていないと、
現代のSNS社会では、本当はそこまで欲しいと思っていないことまで うらやましく感じたり、必要以上に焦ってしまったり――心がざわつくことが増えます。
そんな状態が続くと、人と関わること自体が億劫になり、
気づけば孤独感を強めてしまうことも。
自分がどう生きたいかが明確になっていると、 自分なりの目標を持ちながら毎日を過ごすようになるので、
自信や充実感など、“満たされている実感”を持てる時間が増えていきます。 その結果、心に余裕が生まれ、家族や友人に対してやさしく接する力にもなっていきます。
だからこそ、「自分はどう生きたいか」を考えることは本当に大切だと思うのです。
では、なぜそれを帯同期間に考えるのが良いのでしょうか?
日本で暮らしていると、自分の生き方について立ち止まって考える機会は、
就職活動や転職活動のときくらいしかなかった、という方も多いと思います。
同じような環境で働き、似た価値観の人たちと過ごしていると、
大きな違和感を抱くこともなく、日々が自然と流れていきます。
それは決して悪いことではなく、むしろ考えなくても前に進めるほど、
社会の仕組みが整っているからかもしれません。
けれど海外での生活では、これまで出会ったことのない生き方や価値観に触れることが増えます。
仕事や家族のあり方、人生の優先順位——
それぞれが違う背景や考え方で生きている人たちと出会う中で、
「誰もが本当は、自分の価値観で生き方を選んでいいのかもしれない」と感じる場面が出てきます。

ただ、せっかくの気づきも、
長年慣れ親しんだ社会に戻れば数ヶ月で以前のリズムに戻ってしまうことが少なくありません。
だからこそ、これまでの肩書きや役割から少し離れた今の 帯同期間 は、
自分自身と等身大で向き合える貴重なタイミングだと感じています。
これまでの人生を振り返りながら、
「自分はどんな人間なのか」
「何に対して心が動くのか」
「社会とどう関わると、一番自分の力を発揮できるのか」
を考えてみる。
そして、「これからの40〜50年、自分の時間を何に使いたいか」。
この問いを持ちながら過ごすことで、
日本に戻っても、他の国に移っても、
この帯同期間で得た経験が、確かな人生の財産として残っていくはずです。
何よりも、目的を持って過ごす毎日は、
今よりずっと充実したものになると感じています。
MY帯同プロジェクトについて

MY帯同プロジェクト は、この帯同期間を“特別な時間”として切り離すのではなく、
これから続く人生の一部として、自分らしく動かしていくためのプログラムです。
自分を深く理解し、着実に現実を動かしていく。
そんな考え方に共感してもらえたら、LIFE TIPSで紹介している他の記事ものぞいてみてください。
次回は、なぜ「生き方を考えること」が帯同生活の充実につながるのか?その理由をお話しします。 お楽しみに!






