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子育てはみんなで!「シンガポール・森のおさんぽ会」を始めるそばちゃんの想い【帯同者インタビュー】

13 時間前
読了時間: 5分

「みんなで子育て」とはよく聞くものの、実際には自分がほとんどを担っている。まして海外では、身近に頼れる人も少ない——。


そんなふうに感じることはありませんか。


子どもたちが思い思いに遊び、大人たちはおしゃべりしながら一緒に見守る。「そばちゃん」こと傍嶋幸江さんが思い浮かべる「みんなで子育て」は、そんな風景です。


日本で「いび森のようちえん こだぬき」を立ち上げ、タイへの帯同を経て、現在はシンガポールで暮らすそばちゃん。


日本での活動や自身の子育て、帯同生活をたどりながら、「みんなで子育て」への思いと、シンガポールで始める「森のおさんぽ会」について伺いました。




子どもの「やってみたい」を大切に——森のようちえんとフリースクールを立ち上げ


森の広場で、帽子の大人が絵本を見せながら子どもたちに読み聞かせをしている。青空の下、みんな静かに座っている。

そばちゃんは、子ども向けの自然体験活動やスイミングインストラクターなどを経験。自身の子どもを森のようちえんで育てたいという思いから、2018年に岐阜県揖斐川町で「いび森のようちえん こだぬき」を設立しました。


自然の中で過ごす森のようちえんには、決められた活動がありません。子どもたちがやりたいことを考え、大人はすぐにやり方を教えたり、先回りして止めたりせず、その挑戦を見守ります。


2021年には、学校になじめない卒園児などのために、小学生を対象としたフリースクールも始めました。外で体を動かし、仲間と過ごしながら、自分の興味をとことん追いかける。どちらの活動でも、子ども自身の「やってみたい」を大切にしています。



「みんなで子育て」の原点は、群馬での暮らし


「子育ては、親と子だけでなく、みんなで」

そばちゃんの思いの原点には、自身が地域の大人たちに育てられた経験があります。


子ども時代を過ごした群馬では、大人たちがおしゃべりしながらご飯を準備し、そのそばで子どもたちが遊んでいました。自分の子も、人の子も、みんなで見守り、ときには叱ってくれる。家庭の事情で親戚の家などを行き来していたそばちゃんにも、声をかけ、遊びに誘ってくれる大人たちがいました。


そんな経験から、自身の活動でも、仲間と一緒に過ごすことを大切にしてきました。


子どもたちは誰かの遊びをまねしたり、一緒に新しいことを試したりしながら、自分たちの発想で遊びを広げていきます。


大人にとっても、気持ちを話して共感してもらったり、違う考えに触れたりできる時間です。そうしたやりとりを重ねる中で、自分の気持ちを整理し、心地よく過ごせる時間を見つけられるようになるお母さんたちの姿を、そばちゃんは見てきました。


地域の大人たちに見守られた経験を振り返り、そばちゃんは話します。


「だから私もおせっかい婆で生きていきたいのよ」


タイへの帯同と、息子と向き合った一年

夕暮れのビーチで、4人が並んで記念撮影。右端の女性がピース、背後にタイ国旗と海辺の人々が見える。

森のようちえんとフリースクールの活動に力を注いでいたそばちゃん。突然決まった夫のタイ赴任にも、海外で暮らすことへの不安はなかったといいます。日本の活動は仲間に現場を任せ、海外からも関わり続けました。


一方、長く子どもたちと関わってきたそばちゃんも、自分の子どもとの関係では葛藤があったと話してくれました。


当時中学生だった息子さんの人との付き合い方やお金の使い方について、夫とともに根気よく話し合いました。以前は感情が先走り、怒鳴ってしまうこともありましたが、次第に、息子さんに「分かってほしい」と期待する自分の気持ちにも目を向けるようになったそうです。


今、息子をコントロールしようとしているのか、それともつながりたいのか。自分の感情に名前をつけながら、自分の気持ちを整理していきました。


話し合いを重ね、自分の気持ちとも向き合う中で、親子のやりとりも落ち着いていったといいます。


日本の高校へ進学する息子さんと、離れて暮らしても大丈夫。お互いにそう思えるようになった一年は、そばちゃんにとっても、子離れに向き合う時間になりました。


屋根付きの象舎で、白い服の少年と女性が笑顔で並び、後ろに複数の象と赤いパラソルの人が見える。


シンガポールでも、子どもも大人も楽しめる時間を


シンガポールへの帯同が決まったときも、新しい暮らしを楽しみにしていたというそばちゃん。


大きな熱帯の木々や、身近に見られる鳥やリス、トカゲ。日本ではなかなか見かけない植物もあり、ここでなら、シンガポールらしい親子で自然を楽しむ活動ができそうだと感じたそうです。


そこで、これまでの経験を生かし、10月16日(金)から「シンガポール・森のおさんぽ会」を始めます。


おさんぽ会では、自然の中にある枝や石、泥や水に触れながら、子どもたちが自分で考え、自由に試す時間を大切にします。


子どもの手が、左で金緑色に光る甲虫をそっと持ち、右で枯葉の中の小さな芽を指で示す、屋外の近景。

「子どもと一緒に過ごせる時間は、思っている以上にあっという間。この土地で出会うものに、親子で驚いたり、笑ったり、感動したり。そんな時間を楽しんでほしい」

そばちゃんは、そう話してくれました。




そばちゃんプロフィール

傍嶋幸江さん(そばちゃん)

屋外の草地で、帽子に大きな葉を付けた笑顔の人物の自撮り。後ろに別の人とリュックが見える。

子ども向け自然体験活動、スイミングインストラクターなどを経験。

2016年より岐阜県揖斐川町で森のようちえんの立ち上げに参加し、2018年に「いび森のようちえん こだぬき」を設立。代表として運営に携わる。

2021年には小学生を対象としたフリースクールを開始。

タイへの帯同を経て、現在はシンガポール在住。



「シンガポール・森のおさんぽ会」のご案内


森の中で、帽子の大人が木の枝につかまる子ども2人を支え、別の子が見守る。緑の木々と日差しの差す静かな風景

歩き始め頃〜3歳の子どもと保護者を対象に、公園や自然スポットへ出かける活動です。草木や生き物を見つけたり、泥や水に触れたりしながら、子どもたちが興味を持ったことを楽しみます。


子どもを自然の中で遊ばせたい方、親子で過ごせる場所を探している方、同じくらいの年齢の子どもを持つ方と知り合いたい方も、ぜひご参加ください。


  • 開催日時:  2026年10月16日(金)から毎週金曜日10時~12時

  • 集合場所:  Singapore Botanic Gardens、Labrador Nature Reserve、HortPark など、シンガポールの自然豊かな公園

    ※開催場所は、その都度お知らせします。

  • 対象:  歩き始め頃〜3歳くらいまでのお子さんと保護者

  • 申込・問い合わせ先:  mileina0426@gmail.com

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