【シンガポールの交通事情】治安はいいのに運転マナーは悪い？交通事故に遭わないために気をつけたいこと

子連れでの海外生活、やはり何よりも家族全員が健康で安全に暮らせることが大事ですよね。

その点でシンガポールは治安がよく暮らしやすい国なのですが、こと「車の運転マナー」に関しては、残念ながら私はあまり良い経験をしたことがありません。事実、シンガポールの近年の交通事故件数は増加傾向にあるとのことです。

今回はシンガポールの近年の交通事故データも踏まえながら、シンガポールで交通事故に遭わないために気をつけたいことをご紹介したいと思います！

治安はいいのに運転マナーは悪い？シンガポールでの2023年の交通事故死亡件数はコロナ前を超過

悲しいことですが、シンガポールでの交通事故はここ数年増加傾向にあり、2023年の交通事故死亡件数は131件で、2016年以降で最も多い数となりました。

シンガポールの国営メディアであるCNAは報道の中で、シンガポールの警察機関であるSPFが、交通事故が増えている背景には、ドライバーの確認ミス、スピード違反、不適切な車線変更があり、それらの悪習慣はシンガポール人の”常に急ぐ”文化に起因しているのではないかという見方を紹介しています。

確かに個人的な経験としても、電車やバスでは私の娘や赤ちゃんを抱っこしている私にも席を譲ってくれるのに、乗り物やエレベーターに乗る時は我先に急いで乗り込む人が多いので「何故そんなに急ぐ…？」と、不思議に思っていました。

道路においては、信号や歩行者優先の標識の無い横断歩道では、歩行者が歩いていても自動車が減速せずに近づいてきたり、ウィンカーを出さずに曲がってくることが頻繁にあり、接触するんじゃないかとヒヤッとしたことが何度もありました。

歩行者側の事情でいうと、シンガポールの歩道は確かに整備はされているのですが、横断歩道に信号がついていなかったり、そもそも横断歩道が少なかったり（数百メーター先にあったり、階段の歩道橋しかなかったりする）、また至る所で工事が行われていて横断歩道が使えなかったりするので、歩行者が横断歩道でない場所で車道を横切る姿もよく目にします。

治安の良いシンガポールではつい安全面での注意を怠ってしまうこともあるのですが、自戒の念をこめて、次の章ではシンガポールで交通事故に遭わないために自分でできることと、万が一の時のために知っておくと良い緊急連絡先をご紹介します。

シンガポールで交通事故に遭わないために気をつけたいこと

①歩行者の場合：信号機や標識のない道の横断に気をつけよう！

信号のある横断歩道はもちろん、信号がなくてもzebra crossingと呼ばれる白黒の線がある横断歩道は歩行者が優先されるため、ほとんどの車が止まってくれるので、比較的安心して渡ることができます。

注意が必要なのは、信号も標識もない横断歩道です。標識がないと、ドライバーは歩行者優先という意識が薄く、歩行者がいても道を譲ったり減速したりしないことがあります。車が右左折する横断歩道では、ウインカーを出さず、ほとんど減速しない車が急に曲がってくることがあるので、本当に気をつける必要があります。

シンガポールに来たばかりでまだ街に慣れていない場合、街を歩きながら危険な道を事前に知っておくと、一人で複数の子どもを連れている時でも、注意が散漫になりにくく、安心して歩けると思います。

②タクシーなど車に乗る場合：シートベルトを締めよう！

シンガポールでは日本よりタクシー料金が安いため、日常的にタクシーを使う方もいるかもしれません。シンガポールでは日本と同様、車に乗るときのシートベルト着用義務があります。が、タクシーでシートベルトを締めなくても何も言われないこともあります。。。

「シートベルトを締めるのをうっかり忘れてしまった…」という方もいるかもしれませんが、必ずシートベルトを締めましょう！

③万が一に備えて：緊急連絡先を控えておこう！

日本で救急車を呼ぶときの電話番号は知っていても、シンガポールで救急車や警察を呼ぶ際の電話番号を知らない人も多いのではないでしょうか。

万が一に備え、緊急連絡先を紙に書いて普段使うバッグに入れておいたり、写真を撮って画像保存しておくと、いざという時に冷静に対応できます。

SingaLifeさんで緊急連絡先の一覧が紹介されていたので、こちらに転載させていただきます。

	電話番号	URL	備考
救急車・消防車	995	WEBサイト
警察	999	WEBサイト
緊急時以外の救急関連	1777		「995」は緊急時。緊急対応が必須ではないと判断される場合。
在シンガポール日本大使館	TEL : 6235 8855　 FAX : 6733 1039 Nassim Rd, S258390	WEBサイト	緊急かつ人命にかかわる要件については24時間オペレーターが対応。

さらに、以下の情報：

• 家族のシンガポールでのID番号

• 家族のパスポート番号

• 家族の携帯電話番号

• 家族の医療保険証のコピーまたは番号

も控えておくと、急いで調べる必要がなく安心です！

【まとめ】自分でできる範囲の注意をしながら、安全に楽しい駐在生活を送ろう♪

シンガポールの交通事情は整っている方ですが、それでも自分で注意できることをしておくと安心ですね。今回は、私がシンガポールで交通事故に遭わないためにできることを紹介しました。

皆さんが気をつけていることはありますか？よろしければコメントで教えてくださいね！